この写メの辺りは、水流も少なくなり、ややもすると伏流となり瀬音無く静寂。意外に野鳥の囀りさえ聞こえないし、そよぐ程度の風なら、葉ずれのざわめきも有りません。
水流の切れた谷は、実に静かです。
だから、谷に入ります。

渓流を歩いている時は、地形に応じた瀬音が常に耳に入ってくる。どの谷でも同じである標高まで登ると伏流になりだす。とうぜん、瀬音は消える。それまで、耳鳴りの様に聞こえていた音が次第に消える。だから、ふと気付くと殊更に静寂を感じるのかも知れない。一般登山道は尾根に上がりつつ山頂を目指すコースが多いので、風に因る葉ずれの音や、何故だか野鳥の姿も囀りもこちらの方が多い。鹿も登山道を利用して移動している事も有るので、遭遇した事が数度有るけど谷では、カエルと山女しか見た事が無い。
何となく谷は不思議だ�ﾃ
学生の頃、放送局でバイトしてた時に無響室や残響０.５秒とかのアナウンス室が有ったけど、響きの無い部屋は、声は乾いて生気が無かったのを覚えている。