No.0 09/08/09(日) 02:29:22

回想

(ST34/77730)

第2章…ですね(笑)

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  • No.229  09/10/20(火) 23:14:06
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  • No.230  09/10/20(火) 23:14:15
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  • No.231  09/10/20(火) 23:14:26
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  • No.232  09/10/20(火) 23:14:34
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  • No.233  09/10/20(火) 23:14:43
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  • No.234  09/10/20(火) 23:14:52
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  • No.235  09/10/20(火) 23:15:00
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  • No.236  09/10/20(火) 23:15:08
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  • No.237  09/10/20(火) 23:15:16
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  • No.238  09/10/20(火) 23:15:23
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  • No.239  09/10/20(火) 23:15:31
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  • No.240  09/10/20(火) 23:15:39
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  • No.241  09/10/20(火) 23:15:47
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  • No.242  09/10/20(火) 23:32:17
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    思考回路が正常に働いていないせいか何時もならする筈の無い行動ばかりだった。

    ─お義兄さんへのメール

    折り返しは意外に速かった。


  • No.243  09/10/20(火) 23:37:48
    (ST34/77730)

    お義兄さんが待ち合わせに選んだBARはすぐ近くだった。

    薄暗い照明の店内。

    『あの─…』
    皆まで言わずとも案内された先にはお義兄さんの姿があった。

    『すみません…急に…。なんだか飲みたい気分の時に限って誰もつかまんなくてぇ…。』
    何時ものように義兄に対する気遣いも儘ならなかった。

    『とりあえず生中!』

  • No.244  09/10/26(月) 00:16:55
    まキ (SN3D/29139)

    薄く店内
    初めて入るBar

    -いらっしゃいませ...
    お一人様ですか?


    連れが後から来る事を伝え
    カウンター席に座った。
    ビールをオーダ-した。


    久しぶりのアルコール
    ここ最近は飲みに行くのもままならない


    -会社の近くに新しく
    Barが出来たんスけど
    今度奥さんと行ったらどうっスか?
    最近奥さんとデートしてないじゃないっスか?
    たまにはいいっスよ!!


    敬語を喋れない後輩
    聞いているだけで疲れが溜まる
    今さら詩織とは・・・と思いながら
    聞き流していた。


    今夜は詩織ではなく
    彩とデートとなった。


    頭の中では彩からのメールを
    反芻していた。
    気持ちが高揚している
    何かに期待し
    何かを求めてた。


    等間隔に置かれたキャンドルゆらゆらと揺れる炎を見つめ
    腹の底の欲望が
    大きくなるのを抑えてた。


    店員がビールを置くと
    妄想も一旦止め
    冷えたビールを
    喉へ流しこんだ。


    疲れた身体に染み渡る


    ドアが開き
    彩の姿を捉えると
    急に照れが込み上げた。

    待ち人を迎える気持ち
    あの頃が甦る
    いつ以来かわからないが
    こんな気持ちになるんだと
    改めて思い出した。


    店員に促され
    彩が俺を見つけると
    少女のように駆け寄り
    少し語尾が伸びた口調で話し始めた。


    少し頬が赤いように見えた。
    アルコールが入ってるのかもしれない。
    そんな姿さえも
    可愛く見えた。


    挨拶もそこそこに
    隣に座ると
    彩から彩の匂いが漂ってきた。
    新鮮だった。
    嗅ぎ慣れてない匂い



    欲望を刺激する。




    『いいんだよ..ちょうど
    俺も飲みたかったし
    俺をご指名してくれて
    嬉しかったからさ』


    嘘ではなかった。
    掛け値なしの本音であった。
    彩と蜜時間を過ごせるならば
    疲れも気にせず
    駆けつける気だった。


    俺の望みを叶えてくれる
    存在


    頭の中では
    彩はもう裸になりかけてた。


    -お義兄さん..そんなに私としたいんだ?


  • No.245  09/10/28(水) 23:44:09
    (ST34/77730)

    どれ位飲んだのだろう─?
    普段お酒は弱い方ではない。今日は精神的にマイっていた。
    マスターに知らされた事実を受け止めるにはシラフではいられなかった。
    大分酔いが回った頃に独り言のように話し始めた。
    『私ね、振られたんですよぉ…こないだお義兄さんの家に行った日。結婚も考えてたのに…。しかも彼は私の事なんて最初から浮気相手としか思って無かったんですよぉ…。』


  • No.246  09/10/28(水) 23:49:48
    (ST34/77730)

    話しながらもグラスのビールを飲むペースは変わらなかった。

    『今日ねぇ…よく彼と行ったBARに行ったんです。そしたらマスターが彼から結婚の報告あったって…フフッ…私本っ当にダメですねぇ…。見る目ないってゆぅーか。』
    半分位残っていたグラスを飲み干し、

    『もう一杯!』

    全て忘れてしまいたかった─。


  • No.247  09/10/31(土) 23:31:49
    まキ (SN3K/29139)

    彩の話しに耳を傾けた
    この前彩が家に訪れた理由が分かった


    理由を理解しただけで
    俺には遠い世界の出来事に思えた


    彩に男がいたのは知ってはいたが
    そこまで進んでいる仲だったという事は
    初めて知った


    しかしここまで男の事で
    落ち込むとは...
    彩に対するイメージが変わった


    付け入る隙が見えた気がした



    『彩ちゃんが見る目なかったじゃなくて
    その彼氏がなかったんだよ
    こんなに可愛らしのにさ』


    彩を慰める為に
    頭を軽く撫でた


    もっと酔わせ
    彩の素を見たかった
    いや
    乱れて欲しかった


    『彩ちゃん...今日は
    トコトン付き合うよ』


    次の飲み物を頼んだ


    彼女の心の隙に付け込もうとしていた
    そんな手段を選択した
    自分に嫌気を感じた


  • No.248  09/11/02(月) 11:38:19
    (ST34/77730)

    お義兄さんに撫でられた頭が心地好かった。
    相当飲んでいるからか、人恋しい状況だからか…誰でもいいから甘えたい気持ちもあった。

    『お義兄さんは優しいんですね。お姉ちゃんは幸せですねぇ…。』